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<Author: 孟浩然>
<Title: 秋登蘭山寄張五>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 秋登蘭山寄張五>
<BookPage: 34>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
北山白雲裏，
隱者自怡悅。
相望試登高，
心飛逐鳥滅。
愁因薄暮起，
興是清秋發。
時見歸村人，
沙行渡頭歇。
天邊樹若薺，
江畔舟如月。
何當載酒來，
共醉重陽節。
<End Poem>
<Translation>
あの北山（きたやま）の白雲（はくうん）の中（なか）に、隠者（いんじゃ）として張五（ちょうご）は、自然（しぜん）のままに心（こころ）のなごむ自適（じてき）の生活（せいかつ）をしている。その北山（きたやま）を遠（とお）く眺（ながめ）めやろうと、この重陽（ちゅうよう）の節句（せっく）に高（たか）い丘（おか）に登（のぼ）ってみると、心（こころ）は、雁（がん）が飛（と）び去（さ）って見（み）えなくなるのを追（お）いかけるように君（きみ）を思（おも）う。

憂愁（ゆうしゅう）は、夕暮（ゆうぐ）れに胸（むね）に生（しょう）じ、興趣（きょうみ）は、さわやかな秋（あき）にこそわく。折（おり）から、村（むら）に帰（かえ）って行（ゆ）く人（ひと）が現（あらわ）れて、川辺（かわべ）の砂上（さじょう）を歩（ある）き、渡（わた）し場（ば）のあたりに休息（きゅうけい）しているのが見（み）える。

空（そら）の果（は）てのあたりに目（め）をやれば、そこには樹木（じゅもく）が、なずなのように小（ちい）さく立（た）ち並（なら）んで見（み）え、川（かわ）のほとりを見下（みお）ろせばそこには砂州（さす）が三日月（みかずき）のように細（こまか）く小（ちい）さく曲（ま）がって見（み）える。いつの日（ひ）か、ぜひとも車（くるま）に酒（さけ）を積（つ）んで来（き）て、いっしょに、重陽（ちゅうよう）の節句（せっく）の菊酒（きくさけ）に酔（よ）いたいものだ。
<End Translation>